播重(はり重)

はり重の歴史

芝居好きの食道楽が集う道頓堀へ。

1948年(昭和23年)、戦後になって、はり重は現在の地・道頓堀に移り店を構えます。
この時、従来の和食に加えて洋食も店舗のひとつに加わりました。
当時の洒落人たちの間でこれも評判になり大盛況でした。

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当時の道頓堀と言えば多くの芝居小屋や劇場があり、芝居好きの食道楽が集う地でした。
粋な旦那衆や奥様方、或いは花街のお姉さま方が「ハレ」の日の御馳走として通われ、それに伴われ役者さん、芸人さん、文化人や外国人の方にも足を運んでいただけるようになりました。
特に映画全盛だったので、その頃の大スターや有名歌手の方々には足繁くご来店いただいたものです。